自動ブレーキ性能、マツダ「アクセラ」最高点。i-ACTIVSENSEの原理とは 

 国土交通省は1日、市販車の自動ブレーキによる衝突防止性能などの評価結果を公表した。従来の車両追突時などの評価に加えて、今回は歩行者との衝突防止性能を加えた点数を初めて公表。総合点でマツダの「アクセラ」が最高点となった。

 評価にエントリーした、トヨタ、ホンダ、マツダ、富士重工業、スズキの5社11車種が対象。車を時速10~60キロの範囲で5キロ刻みで走らせ、そのたびに人形を飛び出させて、自動ブレーキで止まれるかを測定した。人形に衝突すると減点になる。人形は、大人(身長180センチ)と子供(同120センチ)の2種類を用意した。

 自動ブレーキの車両衝突防止や、車線はみ出し時の警報などの安全性能に、歩行者衝突防止性能の点数(25点)を加えて総合評価した(計71点)。最高点はマツダのアクセラ(70・5点)で、富士重工のフォレスター(69・5点)とインプレッサ(68・9点)が続く。(朝日新聞デジタル 12/1(木) 12:26配信より引用編集)

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評価の様子(国土交通省のHPより引用)

◆マツダの安全装置「i-ACTIVSENSE」のを徹底解説!

 マツダが開発した先進安全技術「i-ACTIVSENSE」。ミリ波レーダーやカメラを利用した自動ブレーキやクルーズコントロールにより、安全で快適なドライブを支援する。
 「i-ACTIVSENSE」はいくつかの機能が複合する技術の総称で、中身を以下に解説する。

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マツダ「i-ACTIVSENSE」とは?

●AFS(アダプティブフロントライティングシステム)

AFS(アダプティブフロントライティングシステム)はステアリングと走行速度にあわせてヘッドライトの向きをコントロールし、ドライバーの進みたい方向にヘッドランプの明かりを照射することができる機能である。夜間にカーブを進むとき、歩行者がヘッドランプの明かりの範囲から外れてしまって、死角に入ってしまうことを防ぐ。

●HBC(ハイビームコントロール)

HBC(ハイビームコントロール)は歩行者や対向車を検知して、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる機能。AFSと組み合わせることで、夜間の走行安全性を格段に向上させることができる。

●MRCC(マツダレーダークルーズコントロール)

MRCC(マツダレーダークルーズコントロール)はミリ波レーダーによって、前の車との車間距離や速度差を検知し、走行速度を自動で調節してくれる機能で、ドライバーが操作をしなくても設定した速度と車間距離を維持し続けるので、長距離を移動する際の運転負担を軽減することができる。

●RVM(リアビークルモニタリングシステム)

RVM(リアビークルモニタリングシステム)はリアバンパーに設置された準ミリ波レーダーにより、左右レーンや後方からの車両接近を検知して、車線変更の際に衝突する危険がある場合は警告してくれる機能。検知範囲が広く悪天候にも強いレーダーを搭載しており、高速で走行していても高い精度で後方接近車両を検知することができる。

●LDWS(レーンデパーチャーワーニングシステム)

LDWS(車線逸脱警報システム)は車線を検知して、車が車線を外れそうになるとドライバーに警告をしてくれる機能。加速時やウィンカー操作時には、ドライバーが意図的に車線変更を行おうとしていると判断して、警報がキャンセルになるといった工夫もされています。

●FOW(フォワードオブストラクションワーニング)

FOW(フォワードオブストラクションワーニング)はミリ波レーダーを使って前方の車や障害物との距離を計測し、衝突する危険がある状態まで接近した場合には、ドライバーに警告をしてくれる機能。

●SCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)

SCBS(スマート・シティ・ブレーキ・サポート)は低速走行時(約4~30km/h)の衝突被害を自動ブレーキで軽減する機能。フロントガラスに設置された赤外線レーザーセンサーで前方の車を認識して、衝突する危険性が高いと判断した場合、ブレーキの自動制御が働く。また、バックしている時もリアバンパーに設置された超音波センサーで障害物を認識し、衝突の危険がある場合には自動ブレーキが作動する。

●SBS(スマート・ブレーキ・サポート)

SBS(スマート・ブレーキ・サポート)は中速走行時(約15km/h以上)の衝突被害を自動ブレーキで軽減する機能。高精度で遠くまで検知できるミリ波レーダーにより、前方の車を検知します。車間距離が一定の基準以上近づいた場合、前方衝突警報(FOW)が警告を促し、車間距離がさらに近付くと軽い自動ブレーキが作動、衝突が避けられないぐらい近づくと強い自動ブレーキが作動して衝突被害の軽減を図る。

●AT誤発進制御

AT誤発進制御はアクセルとブレーキの踏み間違いによって起きる誤発進を防ぐ機能。停車時にセンサーが前方の障害物を検知し、アクセルが一定以上踏み込まれると作動する。
また、警報でドライバーに注意を促し、エンジン出力を自動で落として急発進を防ぎます。


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